水脹れ

水膨れ

水膨れとは?

水膨れ

水膨れ(水疱)は、皮膚の表面に生じる小さな袋状の隆起のことです。大きさは数ミリから数センチまで様々で、内部に透明または黄色み、赤みを帯びた液体が中に溜まっています。

水膨れは様々な皮膚疾患の症状として現れることが多く、原因によって治療法も異なります。特に水膨れが多数発生する、痛みが強い、発熱を伴うなどの場合は、早めの受診を推奨いたします。大阪府松原市・岡・新堂・立部の松本医院では、水膨れの原因を適切に診断し、効果的な治療をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

水膨れの症状

水膨れの症状は原因疾患によって異なりますが、一般的な特徴として以下が挙げられます。

  • 大きさ:数ミリの小さなものから数センチの大きなものまで様々
  • 内容液:透明、黄色味、または血液が混じって赤みを帯びることもある
  • 感触:触ると柔らかく、液体の存在を感じる
  • 単発または多発:1つだけのこともあれば、多数出現することもある

水膨れに伴う症状

  • かゆみ:アレルギー反応や湿疹など、かゆみを伴うことが多い
  • 痛み:やけど(熱傷)や帯状疱疹など、痛みを伴うことがある
  • 赤み:水膨れの周囲に炎症による赤みが見られることがある
  • 全身症状:発熱、倦怠感などを伴うこともある(感染症の場合など)

水膨れの原因

水疱を引き起こす原因は多岐にわたるため、正確な診断には医師による診察が重要です。原因によって治療法も大きく異なります。

物理的な刺激によるもの

摩擦・圧迫

靴ずれ、長時間の歩行、工具の使用などによる機械的刺激によって起こります。放置すると水膨れが破れたり、再発したりします。

やけど(熱傷)

熱湯、蒸気、日焼けなどの熱による損傷です。熱傷によって水膨れができている場合は治癒後も跡が残ることがありますので、受診もご検討ください。

感染症によるもの

  • ウイルス感染:帯状疱疹、単純ヘルペス、水痘、手足口病など
  • 細菌感染:とびひ(伝染性膿痂疹)、ブドウ球菌感染症など
  • 真菌感染:水虫

など

アレルギーによるもの

接触皮膚炎

特定の物質(金属、植物、化学物質など)に触れることで起こる皮膚の炎症です。部位に赤みと水膨れが出現します。

薬疹

医薬品によるアレルギー反応で、水膨れや発赤、かゆみなどの様々な症状が引き起こされます。薬剤の使用後に症状が現れた場合は、直ちに使用を中止して医師に相談してください。

その他の原因

虫刺され

蚊、ノミ、ダニなどが原因で水膨れが生じることがあります。

あせも

大量の発汗により、汗腺が閉塞することで起こる皮膚疾患です。 かゆみのある赤い発疹が特徴で、肘の内側や膝の裏側などの汗が溜まりやすい部位によく起こります。

水膨れの治療

水疱の治療は原因疾患によって異なりますが、一般的なアプローチには以下のようなものがあります。

基本的なケア

皮膚を清潔に保つ

水膨れの部分を清潔に保ち、二次感染を防ぎます。特に摩擦や圧迫による水膨れは、絆創膏やパッドで保護して破れないようにします。

無理に破らない

通常、水膨れは自然に吸収されるため、故意に破らないほうが感染リスクが低くなります。ただし、大きな水膨れの場合は、滅菌した注射針などを使って中の液体を排出することもあります。

原因疾患に応じた治療

感染症による水膨れは、抗ウイルス薬や抗生物質、抗真菌薬の内服や外用によって治療します。治療中は周囲へ感染を広げないための対策も重要です。

アレルゲンや刺激の回避

アレルギーや刺激物質による水膨れの場合は、まずは原因物質の特定と回避を行います。その上で炎症を抑える外用薬やかゆみを抑える内服薬を使用してかゆみなどの症状を抑えます。

痛みやかゆみの管理

痛みやかゆみなどの症状を伴う水膨れの場合は、鎮痛薬や抗ヒスタミン薬を使用して症状を抑えます。患部が温まると症状が悪化しやすいので、冷却が有効なこともあります。

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