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みぞおち、背中の痛み
みぞおちや背中の痛みは病気のサインかも

胃に何らかの異常が起きていると、みぞおちの痛みとして感じられることが多いです。特に痛みが「背中に抜ける」ように感じる場合は、膵臓や胆嚢などの臓器に問題がある可能性があります。
痛みの性質や強さ、持続時間は原因によって異なり、鈍い痛みから鋭い痛み、断続的な痛みから持続的な痛みまで様々です。痛みが強い場合や長く続く場合、症状によって日常生活に支障を来す場合は、背景に何らかの病気が隠れている可能性があります。
みぞおちや背中の痛みでお悩みの方は、原因を特定するためにも大阪府松原市・岡・新堂・立部の松本医院にご相談ください。適切な診断と治療で、つらい症状の改善を目指します。
こんな時は早めにご相談ください
以下のような症状がある時は緊急性の高い病気の可能性がありますので、早急に受診してください。当院では問診や身体診察に加え、必要に応じて胃カメラ検査などの精密検査を行うことで、痛みの原因を特定します。
原因に応じた適切な治療や生活習慣のアドバイスによって、患者様を悩ませる痛みの軽減をサポートします。
- 突然の激しい痛みがある
- 痛みが持続的に強まる
- 呼吸困難や冷や汗を伴う
- 嘔吐が止まらない
- 吐血や下血(便に血が混じる)がある
など
みぞおち、背中の痛みの原因
消化器の病気
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの消化管の炎症や傷により、みぞおちの痛みが生じることがあります。
膵臓の病気
急性膵炎や慢性膵炎では、みぞおちの痛みが背中に抜けるように感じることが特徴的です。食後や飲酒後に痛みが強くなることがあります。
胆嚢・胆管の病気
胆石症や胆嚢炎では、右上腹部やみぞおちの痛みが背中に放散することがあります。特に脂っこい食事の後に悪化することが多いです。
心臓の病気
狭心症や心筋梗塞でもみぞおちの痛みや圧迫感が生じることがあり、時に背中や左腕にかけて痛みが広がります。特に30分以上痛みが続く場合は心筋梗塞の可能性が高く、緊急の対応が必要です。
筋肉・骨格の問題
姿勢の悪さ、長時間のデスクワーク、筋肉の緊張などが背中の痛みの原因となることがあります。
考えられる病気
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで起こる炎症です。みぞおちから胸にかけての熱感や痛み、背中への放散痛を感じることがあります。横になると症状が悪化することが特徴です。
機能性ディスペプシア
上腹部の痛みや不快感、膨満感などが続く状態ですが、検査では明らかな異常が見つかりません。食後に痛みが強くなることが多く、ストレスなどの心理的な要因も関係します。
胃炎
胃の粘膜に起きた炎症の総称です。急性胃炎では激しいみぞおちの痛みが生じますが、慢性胃炎では軽度か、まったくの無症状であることもあります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜に潰瘍(深い傷)ができる病気です。みぞおちの痛みが主症状で、胃潰瘍では食後に、十二指腸潰瘍では空腹時に痛みが強くなる傾向があります。
胆石症・胆嚢炎
胆石症は胆嚢や胆管に石ができる病気で、これが胆管を塞ぐと炎症を起こします(胆嚢炎)。右上腹部からみぞおちの痛みが背中に放散することが特徴的で、特に脂っこい食事の後に悪化することが多いです。
膵炎
膵臓の炎症の総称で、みぞおちから背中に抜けるような激しい痛みが特徴的です。急性膵炎は突然の激痛として、慢性膵炎は持続的な痛みとして現れることが多いです。
食道がん(進行がん)
食道の進行がんでは、食物が通る際の違和感や痛みに加え、背中の痛みを感じることがあります。物の飲み込みにくさも特徴的な症状です。
胃がん(進行がん)
胃の進行がんでは、みぞおちの鈍い痛みや不快感、食欲不振、体重減少などが見られます。痛みが背中に放散することもあります。
アニサキス
魚介類に住み着く寄生虫のアニサキスが胃壁に刺さることで起こる食中毒の1つです。生魚、あるいは火の通りが悪い魚料理を食べた後、数時間以内に激しいみぞおちの痛みが突然現れます。